マンモグラフィとは
マンモグラフィは、乳房のエックス線撮影です。腫瘤のみならず、石灰化など微細な所見の検出にも優れています。乳房を引き出して圧迫板で挟み、薄く伸ばした状態で撮影します。乳房を圧迫するため多少の痛みを伴うことがありますが、乳房を薄くのばすことで、乳房内の病変が検出されやすくなり、放射線の被ばく量も減らすことができます。被ばく量は自然界の放射線レベルと同等なので心配ありません。ただし、妊娠中(または妊娠の可能性がある場合)や授乳中は、メリット・デメリットを考えて実施する必要があるため、検査前に必ずご相談ください。
検査から診断まで
- 女性の技師が対応いたしますので安心して受診いただけます。
- 実際に圧迫している時間は数秒ほどで、基本的には左右2枚ずつ撮影します。
- 検査時間は左右併せて10分程度です。
- 検診マンモグラフィ読影認定医師(精度中央委員会)が診断いたします。
痛みが心配な方へ
乳房の状態や、痛みの感じ方など個人差や、検査を受ける時期(乳房張り感の有無)によっても痛みの程度は異なります。過去にマンモグラフィ検査で痛みを感じた経験がある場合は、検査を受けることに不安を感じられると思います。
月経前~月経開始後2-3日および排卵期は、乳房の張りが強くなる時期でもあります。そのような時期を避けて、月経開始後~排卵期までの期間などに受けていただくことで、痛みの軽減を期待できます。
検査時期、検査に対しての疑問点、心配なことなどがありましたら、お気軽にご相談ください。
ご注意いただきたいこと
以下の方は、検診目的でのマンモグラフィ検査を受診できません。事前にご相談ください。
- 妊娠中、授乳中の方
- 豊胸術(シリコンバッグ、生食バッグ等のインプラント)を受けたことがある方
- 心臓ペースメーカーを装着している方
- 前胸部に皮下植え込み型中心静脈カテーテル(CVポート)を装着している方
- 脳室・腹腔シャント(V-Pシャント)術を受けられた方
- インスリンポンプ・持続グルコース測定器を装着している方
- ジーラスタ皮下注ボディーポットを装着中している方